岩の、脈絡のない輪郭にぶつかって、電波のように立つ波。白い泡。揺れるピンク。昼間っからずっと眺めて、どんどん濃く、金色の煌めきをも帯びるピンクを見たい。
夜になったら泣いてしまうかと思う。そうしたら部屋に帰って、電球をいくつか、灯して、そのまま眠ろう。眠れなければ、電球、ひとつ食べてしまおう。記憶のなかのピンクが、永遠にあかるく照らされるように。
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