2018年1月2日火曜日

12/24〜12/31

十二月二十四日

クリスマスソングを聴きながら職場の障子を貼り替えるなど。父がものすごい風邪をひいていて、クリスマスケーキについてきた保冷剤を早速活用した。買ってきたもので簡単なパーティ。




十二月二十五日

仕事が終わりスーパーに寄ったら、クリスマス商材は既にひとつもなく、店内装飾やBGMもお正月のそれだった。切り替えがはやい。



十二月二十六日

僕たちの青春、あのときのあの場所は今はもうすっかり変わってしまった。それはもうどこにもない。永遠に失われてしまった。鳥貴族にはがっかりしたよ。あと四文屋。わたしの好みがかわっただけかもしれないけどさ。でも鳥貴族がすき。


あと、西荻窪のイルミネーションはひどい。










十二月二十七日

ここ数日気分の浮き沈み、というか高揚と停滞が激しすぎて、ついにはまぜこぜになってしまい、ノリに乗っててきぱき活動的にやることをこなしつつも絶望的なまでにテンションが下がっているときなどがある。自分のことなのに疲れるからやめてほしい。いつもウキウキしていたい。




十二月二十八日

夕食を摂るのも忘れて眠った。いくらでも眠れるような気がする。昼間職場の庭の奥の方にたまった落ち葉をガッツリ掃いていたら、落ち葉の下からカエルが出てきた。さすがにもういないだろうと思ってたから、そりゃあもうびっくりしたけど向こうも驚いていた。顔がびっくりした顔だった。カエルって常にびっくりしてる顔のやつかいつも無の表情のやつしか知らないけど、今回はいつも無の表情のやつがびっくりした顔になってたから本当にびっくりしたんだと思う。寝てたのにいきなり布団をはがされて状況がつかめません!っていう顔。申し訳ないので掃いた落ち葉の一部をカエルのところだけ元に戻した。


写真うつってる人全員撮り鉄のひと。



十二月二十九日

仕事納め。夜、蕎麦屋で蕎麦を食べようとしたら売り切れだった。年越し蕎麦が足りなくなったらいけないのでもったいぶってるのだろうか。うどんを食べた。



十二月三十日

髪を切りに行って、染め直してトリートメントもして、デパートで新しい化粧品を買った。デパートの化粧品コーナーで周りの女の人たちを見ていると、自分が本当に女の人かどうか不安になる。怖くてくらくらして、わたしは上滑りのように買い物をする。自分は女の人の皮をかぶっただけの、でも男でもない、女の偽物なのではないか。自分の見てくれが不安で仕方ない。一応それなりにおしゃれは好きだし、こだわりをもって気も使ってるつもりだけど、いつまでたっても完成しない。ずっとダサい。ここにいる人たちのように完成していない…………。はやく自分のそれらしさを認められるようになって、完成したい。




十二月三十一日

正月の準備に明け暮れる。正月料理って手がかかるんだよな。買い物やらなんやかんやで休みが一日つぶれる。家にコンロが四つくらいと、自分の手が八本あればいいなあと、煮物の灰汁をとりながら本気で考える。母がいた頃はほとんど母が準備をしてくれて、私は興味本位でちょこちょこ手伝うくらいだったから、大晦日はだらだらするもんだと思っていた。うちの正月は、玄関とリビングと仏壇にお正月の花を飾って、大晦日にはそばと天ぷら。元旦にはお雑煮やおせちに合わせて、里芋などの煮物と茹で小豆。正月料理に飽きる頃に、カレーや鍋物。といった感じなんだけど、年末の母は寒い中いつも材料の買い出しで街じゅう走り回っていたし、大晦日はずっと台所に立って準備をしていた。

 母のいない正月を迎えるのは三度目になる。初めてのときは喪中だし、普通は質素な正月にするべきらしいんだけど、母がいたときと同じようにしなきゃなんか悔しいし、母もがっかりするのではないかと思っていつも通りの正月を目指すことにした。年を越す前にお雑煮と天ぷらのリハを二回くらいして、当日もヘトヘトになりながら母がやってくれた正月をほぼ完コピした。たぶん程遠かったけど。去年からはリハはしてない。毎年必ず少しは上手くなっていたい。今年もリハはせず、でも去年よりも出汁にこだわってお蕎麦と天ぷらを作った。美味しくできたんだけど、いつの間にか父も年をとって、弟も食べ盛りをすぎて、私もいよいよアラサーの胃腸になったので、例年通りの量を食べきることができなかった。いつもならぺろりと平らげていたのに。母さん、私も歳をとったよ。いろんなことが次第に変わっていく。紅白に出てる人もなんかよく知らない人ばっかだった。少しセンチメンタルな大晦日。来年は今年より若々しくいたい。




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