2017年11月5日日曜日

10/29〜11/4

十月二十九日


昨日は後ろ髪ひかれつつ昼の新幹線で東京に戻る。また台風が来ているらしく、どこを通っているときも雨が降っていた。夜は学生時代の友達と久しぶりに飲んだ。充実した休日だった。今日からまた仕事。旅行に興味のない人生を送ってきたのだけれど、たまになんにも知らないところに行くのもいいなあと今は思っている。また旅に出たいので、いつもの東京での日々を懸命に送る。



十月三十日

台風は夜のうちそそくさと去ったらしいが風が強い。空気もいきなり乾燥してきて喉が痛い。ロング丈のコートを着てマスクをしていたら図らずしも口裂け女のコスプレをしている人みたいになっている。写真は京都で買った飴。詰め合わせみたいなやつで、べっこう飴がひとつ入っていた。口裂け女自爆。



十月三十一日

ハロウィン昨日かと思っていたら今日だった。やはり朝体調が思わしくなくげんなり。定期入れを忘れたし、服も、昨日の反省を生かして口裂け女っぽさにだけ気をつけあとは適当に選んだのでひどい組み合わせで、今日は完全に趣味の悪い人のコスプレになってしまった。コーディネート以前に、ユニクロの涼しいキャミソール(エアリズムとかいうやつ)の上にヒートテックをきているのも問題だ。はやく帰って寝たい。



十一月一日

「十一月一日」顔文字みたいだ。 十一月だ。めっきり寒い。冬がきた。まだ暗いうちに家を出たけど息が白かった。体調が悪いのは花粉かと思っていたが、急に寒くなって風邪ひいただけみたいだ。たぶん今日は熱がある。熱があると口が緩むのか独り言が多くなる。「何故こんな目に……。」みたいなことを六回位言った。まだ帰れないのだが何かしていないとダウンしてしまいそうなので先に日記を書いている。明日以降の日記も書いちゃおうかな。秋の爪にした。



十一月二日


風邪治らず、全力の鼻声で仕事。恥ずかしい。やっと帰れても寝苦しく、アマゾンプライムで熊切和嘉監督の『私の男』鑑賞。原作を読んだときはこんな話信じられない、こんな愛はないと思ったが、映像で見たらあっさりと、そういう愛や執着もあるのだろうと思った。小説だから/映画だから ではなく、単純に自分が変わっただけかもしれないけど。

 主演の浅野忠信さん、二階堂ふみさんのすばらしさはもちろんのこと、高良健吾さんがいきなり出てきて嬉しかった。高良健吾さんは、私が思うところの日本人で最も美しくかっこいい好きな顔。あと、流氷って見てみたいな。



十一月三日


休みだが一日寝込んでいた。天気も良かったのに。今日は岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの花嫁』をアマゾンで見る。とても良かった。何をもって生きるか。どんな風に死ぬか。お金に、対価として何をもたらされることを望むか。友達になることと、家族になること。友達であることと、家族であること。こうして書いて並べるとシンプルでありふれた、でも生きていて考えないことはできないテーマについて、とても誠実に、美しいモチーフで描かれていたと思う。

 夜は起き上がって、作りかけだったイヤリングを完成させた。



十一月四日


熱は下がったが、咳がとまらなくてたまに死ぬかと思う瞬間がある。蚤の市に行きたかったけど、断念。夜やっと外に出た。月がずいぶん光っていた。ばけねこ(つちねこ)のおもちゃを貰った。ねこってたまにほんとにつちのこみたいになってる時あるよ。




0 件のコメント:

コメントを投稿