2016年8月12日金曜日

のろわれました

体調を崩して、というか急性胃腸炎というのになって数日寝込んでいた。
仕事中に突然まるでだめになり、「止まったら殺される」とよくわからない精神論をつぶやきながらいつになくハイペースで仕事をこなしてなんとかその日1日は凌いだ。しかし翌日出社して同じ作戦を使おうとしたらまるで無効で、「止まったら殺される」とつぶやきながら止まってしまう始末だった。出社して3時間で早退した。

仕事をがんばれなかった私の頭皮を八月の太陽がジジジと焦がしていくのを感じながら、病院までとぼとぼ歩く。きっとずっと不機嫌な顔をしていたと思う。正午近くの夏の住宅街にはまぶしいまぶしい日向しかない!お盆前でどこの病院もかなり混んでいて、且つ丁度午前中の診療が終わるギリギリの時間だったからか2軒断られた。身体の芯から主張してくる痛みや怠さを、頭皮から、首筋から、腕から、日差しでジリジリと炙って閉じ込めてしまっている気がしてくる。それでも意地になって歩く。気温が36度近くあるらしいが、こっちの体温の方がお前らより相当高いぞと思っていた。

1時間位彷徨い歩いてやっと診てもらえた病院での診察は僅か2分くらいだった。先生めちゃくちゃ冷たい。はやく午前の診療終わらせたかったのかな。そこから家に帰るまでの記憶が無い。ファミマでスポーツドリンクを買ったようだった。薬もちゃんと取りにいったようだった。気付いたら畳んである布団の上でちゃんと着替えた上で寝ていて、夕方だった。

熱を計ったら40度近くあってびっくりした。もはや手が震える。ここ数年、ちょっとした風邪をひく事はあってもここまでくたばることは無かったので、高熱でるとこんな最悪な気分になるんだ…とうんざりした。その後2日くらいうんざりし続け、今はもう熱も胃腸炎の諸症状も収まったのだが、なぜか関節の痛みだけが残り、夜も眠れないほどだったので、今日は整形外科にいった。

今回はお盆でも断られないであろう朝イチの時間を選び、きちんと電話でこれから行く旨を伝えてから出向いた。同じ魂胆の人間がけっこういたが、そこまで待たずに診察室によばれた。「つい先日体調崩してからずっと関節がいたいんですよ〜」と先生に事情を説明すると「熱中症?」といわれ、「いや、急性胃腸炎でした」と伝えたものの、色々診てもらった末に「熱中症の後遺症である可能性が高い。熱中症でもあったのでは」という結論が出た。信じられないけどそのあと熱中症について調べたら身に覚えがありすぎて鳥肌が立った。
多分、早退した日に病院を求め彷徨い歩きすぎたのだろう。

熱中症の後遺症である関節痛は1〜2週間続くことがあるらしい。もはや呪いである。胃腸炎を受け止めるのでいっぱいいっぱいだった私に最後まで気付かれなかったくせに、置き土産が重すぎる。ひどい。熱中症怖いです。腰と腰から下が全部痛い。